ベジママは妊活サプリとして販売されている商品で、懐妊の成功や初期の胎児の組織形成に欠かせないとして摂取が推奨されている葉酸や、各種ビタミン類が配合されています。
ここまでは多くの類似品にも見られる成分ですが、ベジママに特徴的な成分としてピニトールと呼ばれるマメ科植物由来の成分があります。
この成分は、不妊や生理不順の要因の1つである多嚢胞性卵巣症候群を改善する効果があるとされ、他の成分との相乗効果で懐妊の可能性を高めてくれるものとなります。
一方でピニトールには問題が指摘される点もあり、それがもう1つの働きである血糖値降下作用です。
この作用は糖尿病の予防や改善に繋がる可能性があるとしてピニトールが注目を浴びる理由でもあるのですが、妊活目的で摂取する場合については懐妊後の摂取となる可能性があり、そこで問題が指摘されるのです。

妊娠中の女性への効果はどうなの?

妊娠中の女性はその前後と比較して、体質的な変化が見られ易い時期です。
血圧の変動・貧血気味になり易いといった形で影響が出る事もありますが、血糖値の変化もその1つです。この変化が普段より血糖値が下がるという方向で出ていた場合、ピニトールの血糖値降下作用が相乗的に重なってしまうと体調面に影響する可能性も考えられます。
またそもそも妊活におけるピニトールの役割は、前述のように不妊の要因の1つを抑えてくれるというものです。
裏を返せば、妊娠中にこの作用はあまり意味をもたらしてくれるものではありません。そして葉酸・ビタミン類といった成分は、単体で該当する成分を配合したサプリや、他の妊活サプリからも摂取する事が可能です。
ピニトールは薬剤のように無理に血糖値を押し下げるものでは無いので、妊娠中にこれを配合したベジママを利用する事は禁止されていませんし、栄養面での補給目的でその効果を期待する事は可能です。
ですが特徴となるピニトールの役割が活きて来ない為、効果は微妙と言わざるを得ない面があります。
実用においては妊活中にベジママを利用し、いざ妊娠が解かった後は体質の変化やより必要性が強まる栄養素の補給を意識して、別のサプリに乗り換えるというケースも見られます。
若干の手間は掛かるものの、状況の変化に鑑みればこうした方法を採る事も望ましいと言えます。
サプリは体質面との兼ね合いも見られるものであり、妊娠中もベジママを利用するか否かは多角的な視野で検討した方が、より良いマタニティライフを過ごす事に繋がると言えます。