多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)というのは、女性に起きる排卵障害のひとつで、およそ20人に1人が発症する確率があります。
どのような病気なのかというと、健康な女性の卵巣にある卵細胞は、およそ1ヶ月に1つの割合で卵胞という袋の中で育っていき、成熟したら排卵ということになります。
そこから卵胞から黄体へと変化して、性行為で妊娠することがなければ役目を終えて要らない子宮内膜とともに体外へと排出されます。これがいわゆる生理です。

ところが、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)になると、卵巣内に卵胞がいくつも出来てしまいます。数が多くなりすぎると、今度は男性ホルモン値が上昇して、排卵がしにくくなり、生理のサイクルが乱れてしまいます。

もしも、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)になってしまうと、どのようなことになるのかというと、妊娠できなくなる、つまり不妊になることが最も懸念すべき問題です。
また、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)になると流産しやすいという医師がいますが、これは諸説あるので因果関係があるとはっきり言えません。

多嚢胞性卵巣症候群の原因ってなに?

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)が引き起こされる原因として挙げられるのは、ストレス、ホルモンの分泌異常、糖代謝異常、遺伝です。
ホルモンの内分泌異常とは、卵胞が育つように働きかける黄体化ホルモンと卵胞刺激ホルモンの分泌量はバランスがとれていなければいけないのに、黄体化ホルモンの分泌量が増えて釣り合いが取れなくなり卵胞の成長が阻害されてしまうということです。

次に糖代謝異常は、血糖値を抑制するインスリンの量が増加してしまうと、男性ホルモンが増えてしまい、生理のような女性ならではのものが上手く出来なくなってしまうことを言います。

遺伝については、その可能性はあるけれども、そこまで明確になっているわけではないという程度です。母や祖母が多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)であったとしても、必ず発祥するわけではありません。

ストレスについては、様々な病気の原因にもなりますし、誰もが日常生活で抱えるものですから、一番気をつけなければいけません。